リハビリテーション科
部署紹介
リハビリテーション科では、「トータルケアシステムの確立」と当院の理念である「急性期医療を中心とした病院機能を担う」という2つの柱を実現することを目標にしています。
入院早期よりリハビリテーション対象疾患に応じて、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がそれぞれの専門的立場から早期回復・復帰を目標に、急性期~維持期~回復期に至るまでシームレスなリハビリテーションを提供します。
また在宅・社会復帰に向けて必要に応じ自宅訪問を行い、患者さんの自立生活を援助しています。具体的には、患者さんやご家族に対して生活動作や介助方法の指導・福祉用具選定・住宅改修アドバイスなどを行います。また退院後に継続的なリハビリテーションが必要な方には、外来リハビリテーションも行っております。
リハビリテーションセンター
施設基準 |
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★脳血管疾患リハビリテーションⅠ ★がん患者リハビリテーション ★廃用症候群リハビリテーションⅠ |
スタッフ |
理学療法士 40名 |
資格等 |
認定理学療法士(地域理学療法・運動器) 呼吸療法認定士 心臓リハビリテーション指導士 佐賀県糖尿病療養指導士 福祉住環境コーディネーター(2級) 介護支援専門員 社会福祉士 FLS(骨粗鬆症マネージャー) |
対象疾患
・脳血管障害(脳梗塞、脳出血等)
・神経内科疾患(パーキンソン病等)
・内科疾患(糖尿病、閉塞性動脈硬化症等)
・循環器疾患(心不全、心筋梗塞、狭心症等)
・呼吸器疾患(肺炎、COPD等)
・外科疾患(開胸・開腹手術後、血管外科疾患等)
・整形外科疾患(骨折、肩関節周囲炎、変形性関節症等)
・その他(がん・廃用症候群等)
心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーションは、体力がつき、より健康的な生活が送れるようになることに加え、再発の可能性を減らすことにとても効果があると言われています。当院では、入院・外来の心疾患の方々を対象に、ストレッチ体操や機器を使った有酸素運動などの運動療法を行っています。
外科周術期リハビリテーション(がんリハビリテーション等)
周術期とは、手術を行う前後の期間のことをいいます。当院外科で手術を行う方に対して、早期離床を主目的とした介入を行っています。手術前より介入し、身体状況・呼吸状態の評価、手術に向けての呼吸指導や痰の出し方・動作指導を術前評価として行っています。また肺合併症などの廃用状態を予防するために病棟と連携し早期から積極的な座位練習や立位練習、歩行練習を行っていきます。加えて、手術後に呼吸困難感がある方や痰が多い方、呼吸器疾患のある方には併せて呼吸指導や排痰練習により呼吸を楽に行えるよう促しています。
その他、人工呼吸器管理患者に対して体位ドレナージや拘縮予防を目的としたベッドサイドでのリハビリにも介入しています。最終的には退院へ円滑に促すことを目標に包括的なアプローチを行っていきます。
回復期リハビリテーション
回復期リハビリテーションでは、急性期の治療を受けたあとに早期の家庭復帰や社会復帰、復職を目指してそれぞれの専門職が集中的にリハビリテーションを行います。当院では、医師・看護師・社会福祉士・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職が定期的にカンファレンスを行い、各患者様それぞれの状態に合わせたリハビリテーションを提供しています。
また、入棟してすぐと退院する前に社会福祉士とセラピストが自宅訪問を行い、住宅改修の提案や家族への介助方法の指導、自宅での生活を想定しての動作指導などを行い、退院後の生活が安全に行えるように支援体制を整えています。
リハビリスタッフのお仕事
当院には下記のような専門職が働いています。
★理学療法士 「起きたい」「歩きたい」その思いを叶えたい
当院では、各病棟に担当制で理学療法士を配置し、病棟ごとの疾患に応じたアプローチを行っています。ベッドサイドでの運動をはじめ、離床を目的に寝返りや起き上がり、座位・立位という基本的な動作から歩行に至る運動機能の維持・回復を図っていきます。ご自宅に戻られてからも安全・安心に日常生活を送っていただけるよう、筋力・体力面でのアプローチも行っていきます。
★作業療法士 作業活動を通して生活の質を高める
食事・着替え・排泄など日常生活動作の訓練を中心に行い、自立度の高い生活を送れるように福祉用具の利用や自助具作成も検討していきます。退院前に住宅の環境設定や住宅改修が必要な患者様には実際に退院前訪問を行なうことで援助していきます。
また、認知症や脳卒中、交通事故などによる脳損傷に起因する高次脳機能障害に対して、評価や作業療法を積極的に提供していきます。
★言語聴覚士 「話したい」「食べたい」自分らしさの生き方のために
話しをする、理解するなどの言語問題やコミュニケーションの問題に対し、構音訓練や言語訓練、脳賦活訓練を行います。
食べる際の飲み込みなどの問題(嚥下障害)に対し、早期より安全に食事が開始できるように評価や訓練を実施していきます。客観的検査としては、嚥下内視鏡検査(VE)を実施しています。多職種と連携し、栄養サポートチーム(NST)での活動も実施しています。
臨床実習受入れ校
当院では、以下の各セラピスト養成校より実習を受け、臨床での教育・指導にも携わっています。
臨床実習受入れ校 |
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★長崎リハビリテーション学院(PT) ★西九州大学(OT) |
唐津地区地域リハビリテーション広域支援センター
当院は佐賀県の委託で「唐津地区地域リハビリテーション広域支援センター」を設置しております。発症直後から予防に至るまで、一貫した地域リハビリテーションを確立し、佐賀県北部圏域のリハビリ関係機関の機能や実施状況を一元的に集約し、地域リハビリテーションの関係機関との連携、サービス提供体制の支援を行うことを目的に設置されています。
【サービス内容】
- ●リハビリテーションや介護予防の相談
- ●市町等が介護予防に係る各種事業を円滑にかつ効果的に展開するための知識を習得させる研修会の開催
- ●地域ケア会議等へのリハビリテーション専門職派遣調整
- ●リハビリテーション関係機関・団体からなる連絡協議会の設置・運営
利用料:無料 お気軽にご相談ください。
TEL 0955-73-3195
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